【はじめての印刷物】
三つ折りパンフレットデザイン〜入稿まで

あけましておめでとうございます♪

2022年もたまにうざい在宅ワーク主婦ゆっぱーをよろしくお願いいたします。
(たまになので許してください)

2022年最初の「はじめてシリーズ」!
今回ははじめて印刷物に挑戦いたしました。

のっけから「お客様の声」!!
どどんっ!!

  ★★★★★ 感動してます

(すみません勝手に星つけましたテヘ)

こんなお客様からのありがたいお言葉をいただいた「はじめての印刷物案件のすべて」をご紹介いたします!!
(お客様からは今回の制作過程や完成品に関して「素敵なパンフレットなのでぜひご活用ください」との許可をいただいております!)

この記事には以下の内容が
鬱陶しいくらい事細かに記載されております!

✔️ 印刷物(A4 1/3 三つ折りパンフレット)のデザインから確認・データ入稿方法
✔️ 印刷物を制作・入稿するときの注意事項と対策
✔️ A4 1/3 三つ折りパンフレットを制作・入稿するまでに使ったツールすべて
✔️ すべて実際のデータや写真を掲載。実際の制作過程・納品状態が丸わかり

前提条件知っておきたい方のために、長い前置き…
(→いらない人は目次へGO!!←)


↓ここから前置きスタート↓

「LINE公式アカウント設定」受注から「ホームページリニューアル」を受けたお客様に
〈店内に置く三つ折りパンフレットの制作〉
のご相談をいただきました!

「ラクスルでやってみてるけどよくわからなくて。簡単なものでいいんですけどね〜」
とおっしゃるお客様。

印刷物は個人でやったことないから、繋がっているデザイナーさんに託そうか…
でもお店に置くパンフレット制作、やってみたいっちゃやってみたい。
HP作ってるからデザインはしやすいかな…と思案する自分。

そこで
 ✔️ 私が作る簡単バージョン
 ✔️ デザイン学習したデザイナーさんが制作バージョン

の2つの見積もりを出すことにしました。

で、さっそく繋がっているデザイナーさんに相談してみると…

「紙のデザインはやっていないんです〜汗」とのご回答っ!

「簡単なもので」と言われていたので、私が制作の簡単バージョンになるかなとは思いつつも焦るぅ!

そんなに大変なのか紙のデザインっ!?

他の方にも後で聞いてみたら、皆さん特に「色味問題」を危惧されていました。
(印刷物のカラーモード「RGBとCMYK」に関しては各自調べてください←急に突き放す
 イラレ・フォトショではCMYKに変換できるらしいよ!)

その後、ココナラでの外注もご提案させていただきましたが、結局印刷物をやったことない私が「デザインからデータ入稿」まで完了。

今回、印刷物ならではの問題とその対策方法、Webデザインの知識が応用できる点など、画像も含め記録に残しておきましたので、情報共有いたします!

皆さまがお客様からWeb制作とともに印刷物をお願いされた際、この「三つ折りパンフレットのデザインからデータ入稿・印刷まで」の記事が参考になればと存じますっ!!

↑前置きここまで↑(お疲れさまでした)


最初にご依頼いただいた「LINE公式アカウント設定のご提案」記事はこちらから!
最初のお仕事のとっかかりとして使えます。
これで受注してHP制作やWebマーケティングに繋げることができます♪

この記事ではわかりやすいように、私が作業した順で解説しています。

印刷物ならではの注意点は、以下のとおり。
 ▶︎ 印刷会社の対応フォント
(PDFで入稿の場合は気にしなくてOK!)
 ▶︎ トリムマークを入れる必要がある
 ▶︎ 簡易MAP作成
 ▶︎ 印刷物のカラーモードはCMYK

各作業の項目の中に記載しています。

それでははりきってどうぞ!!

1)ココナラの出品を確認

最初はデザイナーさんの料金から自分の見積りを出そうと思っていたのですが、前述の通り印刷物はやっていないとのことなので、ココナラで相場と内容を確認。

「三つ折りパンフレット」「リーフレット」などで検索しました。
なるほどなるほど、MAP作成込みのとこと別のとこがあるのねぇ…
ラクスル入稿だけを別メニューで出品しているところもある。
(事前に「ラクスルでの印刷を考えている」とお聞きしていました)

ここで良さそうな出品者をピックアップして、
 ✔️私が作る簡単バージョン
 ✔️ココナラで制作バージョン

でお見積もりを提出しました。
(良さそうな出品者とは…実績の多さももちろんですが、「ラクスルでの入稿はご自分でされた方がいいですよ!」と注意喚起されていた方です)

あとは三つ折りパンフレットのデザイン〜データ入稿・印刷までの作業内容・流れもココナラ出品者の文章で確認させていただきました!

これから会員登録する方、↑ココから↑

実際にお客様にお送りした見積とココナラの紹介です。
今回このまとめ記事のためにメッセージを見直していて

印刷物に限らずWeb制作でもこういうやり取りが実は一番重要なのかもと思いました。
以前メールでのやり取りで仕事をしていたことがあるので、多分私が得意な部分だと思います。
記事が長くなっちゃいますが、参考になればと思い掲載しておきます!

ご相談いただいた三つ折りパンフレットの見積りをお送りします。

ーーーーー
【A4サイズ三つ折りパンフレット】
デザイン費:****円(税込)
・地図作成込み
・ラクスルにデータ入稿まで
ーーーーー

紙のパンフレットデザインとラクスル入稿を学習しながら進めるので、デザインの初稿をお見せできるのは1月になります。

お急ぎでしたら、ココナラでパンフレットデザインやラクスル入稿を出品をされている方がいらっしゃるので、そちらで依頼するのも良いかと思われます。

一例をあげておきます。
見積もりを依頼して料金が決まりますので、相談されてみるのもよいかもです。

【デザインのみ・ラクスル入稿は自分でするタイプ】
(実際のココナラ出品のURL)

【デザインからラクスル入稿までやるタイプ】
(実際のココナラ出品のURL)

他にもココナラで「リーフレット」や「ラクスル」で検索すると出品しているものが出てきます。

ココナラで依頼される場合は、「このホームページのイメージでこの内容を入れてください」と見積もり依頼されればよいと思います!

ロゴのデータが必要でしたら、お渡しいたしますので、ご連絡ください。

以上、ご検討よろしくお願いいたします。

↑このように「私が制作する場合はちょっと時間がかかります」というデメリットを明記して、他の具体的な選択肢もご提案しました。
ココナラにする場合の依頼方法やロゴデータ(HP制作の際にキレイにトリミングしたもの)をお渡しすることをお伝えし、「この先は自力でお願いしますっ!」と線引きの意味も含ませております。


そして忘れちゃならない印刷物の色味問題!!!

印刷物はWeb上で見るのと違う色味で出るので、そこも事前にお伝えしております。
年末年始で間が空いたので、途中経過をお伝えする際に色味問題に再び触れています。

(印刷物のカラーモード「RGBとCMYK」に関しては各自調べてください←再び急に突き放す)

三つ折りパンフレットのデザインを開始しております。

表面の表紙と裏表紙をデザインしました。
途中のものですが雰囲気だけでもわかるようお送りいたします。

パンフレットを開いた中にはメニューとお料理の写真を入れていこうと思っております。

Web上で見るものと実際の印刷物は色味が違ってきますのでご了承ください。

来週中にはデザイン完成の予定です。
今の時点で気になる点がございましたらお申し付けください。

途中経過の報告文までさらしちゃったわ〜


まとめ)
・ココナラで相場を確認
・お客様に紹介する出品者をピックアップ
・出品の文章でデザイン〜データ入稿・印刷までの流れを把握
・Web上で見るものと実際の印刷物の色味が違うことを事前にお伝えする

2)家のポストに入る三つ折りパンフレットを研究

お客様に三つ折りパンフレット制作のご相談をいただいてから、ちょうど都合よく近所の整骨院と郵便局のパンフレットが我が家のポストに入っていました。

もちろんPinterestなどで三つ折りパンフのデザインをいろいろ見ていましたが、この実物は本当に参考になりました!

そして、なんといってもMAPです。
1)のココナラに「MAP作成は別料金」のところもあるとおり、MAPは手間がかかるなと思っておりました。
今回は私が取り組んでいる「#居住地 インスタ営業」から繋がったお客様なので、この最寄駅入りのMAPがとても参考になるのです〜!

あとはやっぱり三つ折りなので実物を開いたり閉じたりして、この面にこの情報を入れるという構成を確認できるのも大きいです。イメージしやすい。

自宅ポストに入ってこない場合は、近所の駅や公共施設・スーパーなどに置いてあるパンフレットをもらってきて参考にするといいと思います。

まとめ)
・実物を見て、MAPや折り、構成を確認する

3)ラクスルの入稿方法確認

前述のとおり、お客様からラクスルでの印刷を考えているとお聞きしていたので、印刷の工程を調べた結果ラクスルに決めました。

入稿後にPDFでの色味・テキスト・トリムマークが出てないか等の確認ができ、プレビューで三つ折りを折ったり広げたりして確認できるというところが安心材料になりました!

ラクスルはデザインテンプレートが多数用意されていて、一般の人や店主さんでも手軽にデザインして注文できるようになっています。

↑ラクスル登録はコチラから↑

私はもらっていないですが、無料で印刷サンプルも貰えるみたいです。
印刷物を今後もガンガンやっていこうと思われる方はサンプルや資料入手しておくといいかもです。
▶︎印刷サンプルセットのご請求

ここでラクスルの「A4 1/3三つ折りパンフレット」 のサイズと対応フォント、入稿できるデータ形態を事前に調べておきましょう。

…というのも私はここでデータ形態だけ調べて、いきなり4)のデザイン制作作業に入り、入稿間際にサイズとフォントを直したのです!
(だいたい全部一緒やろ!とたかを括っておりました反省)

サイズ確認
対応フォント確認
データ形態確認

皆さまは先に調べて無駄な作業を減らしましょう!

まとめ)
・印刷会社のサイズとフォント、入稿データ形態を事前にチェック!!

4)CanvaとFigmaで制作開始

トリムマーク

本当にもうなんなんですかCanvaの機能の充実具合…

私が(面倒くせえ!)と一方的に毛嫌いしていた、印刷物で必要な「トリムマーク」。
(なんで必要かは各自調べてください←またまた急に突き放す)
なんとCanvaを使うとチェックボタン一つでトリムマーク入りデータができてしまうのです!!

「トリムマークと塗り足し」
印刷で不具合でないように「塗り足し」も必要なんですね〜

今回印刷で使用するラクスルにはPDFで入稿ができるので、このCanvaのデータでOK!

トリムマーク問題クリア!

Illustratorなどでトリムマーク作れる方はそちらで。(どういう風にするか知らない)

テンプレートとサイズ

トリムマーク問題は解決した!!
Canvaにある三つ折りパンフレットのテンプレートで意気揚々と制作を開始した私です。
(あらかじめ折り目の線が入っていてわかりやすかったのです。)

だいたい印刷会社のサイズなんて同じだろうから、Canvaのサイズも合わせてるだろっ

という甘い考えのもと、テンプレートでガンガン作って入稿間際にサイズが違うことが判明!

Canvaに課金しているとサイズ変更ができるかもしれないのですが、
無課金ユーザーの私は焦って正しいサイズのものを作って、テンプレートで作ったものをすべてコピペし、整型し直しました。
そういうことしていると文字がズレたり、小さい線が消えてたり…とミスが出やすいからっ!!

Canvaのテンプレート!

皆さまは3)で調べたサイズできちんと作りましょう。
三つ折りパンフレットの場合、折り目の線はサイズを合わせた四角の図形などで自分で作りましょう。

ただし、Canvaのテンプレートは「こういう風にデザインすればいいのか〜」とかなり参考になるので、実際にデータを見てみることをおすすめします。

Canvaは本当に便利で使いやすいので、いろいろ使いまくりたい方は課金しちゃってもいいと思います。

CanvaProちょっと覗いてみてもよいかもです!
使用するフォント確認

これも私は後で変更することになったので、皆さまは事前に3)で調べた印刷会社対応フォントを設定しましょう。

ちなみに今回はラクスル対応フォントに「プロ向けUD書体」というのがあったので「UD明朝」と「UD角ゴ_ラージ(N仕様)」というフォントを使いました。

急遽追記!!)
PDFでの入稿の場合、フォントはそのまま表示されるので好きなフォントを使用できるとご指摘いただきました!!

MAPの作成

あれです、お店のパンフレットに入っている見やすいMAPです。
たまに表示がオシャレすぎて場所が全然わからないあのやつです。

これ作るのが大変だなーと思ってました。
なにしろ私は極度の方向音痴です(関係あるか?)。

しかし丁寧に簡易MAPの作り方を解説されているサイトがありました!!
MAPはさすがにイラレで作らねばならぬか…と危惧しておりましたが、
こちらのサイトではWordで見やすいMAPを作成されていました!

初心者でも簡単!チラシに載せる地図の作成手順と役立つツール4選
チラシに地図を載せたい人必見!この記事では、チラシに掲載する地図をパソコンで簡単に作成する手順を解説。併せて、word以外で地図作成ができるツールを厳選して紹介しています。最後まで読めば、初心者でも簡単にチラシ掲載用の地図が作成できるようになります。

こちらの記事と2)の近所のお店のパンフレットを参考にFigmaで簡易MAPを作成。

Figmaの使い方はゼロイチラボちづみさんの動画を見たら一発でわかりますっ!

▶︎ FigmaでWebカンプを作ろう!
▶︎ はじめてでも大丈夫!Figmaの基本機能でバナーを作ろう!

方向音痴の私は、今回のお客様のお店に行く時もよく迷っていたので(ドンくさっ)、拡大図も作り2パターンの地図を掲載しました。

Webデザインを応用してパンフレットをデザイン

もともと今案件のお客様のHPを作成したので、写真のサイズ感やどんな写真があるかというのはわかっています。

これ結構大事で、HP作るときって写真のサイズを合わせる事とかどの写真がどこに合うか組み合わせてみるとかに時間かかるんですよね。
あとはこの情報は必ず入れたいというのもわかっています。

それに今までWebデザインで身につけたスキルというか情報を集結させて作った感があります。

QRコード作成ツールはこちら↓
「デザイン付き」で作成しました。

QRコード作成【無料】/QRのススメ
無料で誰でも簡単にQRコードを作成できます。登録不要で、商用利用も無期限・無制限。色・絵・文字を重ねたり、メール起動などの応用例も多数。初心者からプロまで使えます

プラスCanvaの無料素材・背景も適宜使用し完成したパンフレットデザインがコチラっ!!
どどんっ!!

CanvaとFigmaを駆使して作ったデザインですっ!

CMYKの色味を確認するため印刷してみる

とにかくCMYKでどんな色になるのかを知りたく、一旦家のプリンターで印刷。
Canvaのデータを「PDF(印刷)・トリムマークと塗り足し」でダウンロードして印刷してみます。

印刷会社からお客様に納品されるまで、実物を見ることができないのでどんな感じかここで確認です。

写真を撮ってお客様にも送信し、確認していただきました。

実際の写真がコチラっ
どどんっ!

両面印刷でやったので外と中が上下逆に汗

地図の赤などの鮮やかな色が暗くなっています。
(それは想定内でわざと明るい色で作ってちょっと暗くなるようにしていたのでOKっ!)

印刷してみて地図の文字が小さいとか同じ項目内の文字の大きさが違うとか、Web画面上では気づかないことがあり、修正しました。

家にプリンターがない場合は、ラクスルですと入稿後・印刷確定前にダウンロードできる確認用PDFで色とフォントの内容が確認できるので、そちらでも大丈夫だと思います。
(この後写真入りで解説しています)

さてさて、お客様とのデザイン最終確認が終わりました。
いよいよラクスルにデータ入稿ですっ!

5)ラクスルにデータを入稿

いよいよデザインしたデータをオンラインで入稿します。

お客様に注文していただく

ラクスルの場合、入稿前にまず注文をする必要があります。

今回はWeb制作でよくやる「お客様にレンタルサーバーを契約していただいて、お客様のアカウントで管理画面に入りサイトを制作する」方法でやりました。

まずお客様に会員登録していただき、「A4 1/3三つ折りパンフレット」の紙や部数を決めて注文していただきます。

データ入稿して確認用PDFをダウンロード

お客様のアカウントで会員画面に入り、注文したパンフレットの画面に行き、データ入稿をします。

▶︎ データの入稿について
(この辺の作業は画面の説明に従って進んでいくので、とてもわかりやすかったです)

入稿後の確認用PDFはコチラ
どどんっ

3枚の確認用PDF

このように、このPDFで確認してほしいトリムマークの件も明記してありとてもわかりやすい。

私はここでココナラの三つ折りテンプレートとサイズが違うことに気づいたのですが、事前にサイズを確認していた皆さまは大丈夫です。
次に進みます。

プレビューで三つ折りの状態を確認

PDFでの確認が済んだら、次はプレビューで三つ折りの状態や開いた状態を確認します。

正直ここ結構感動しました。
「外・中・開く・閉じる」を操作して好きに見ることができるのです〜!
折り部分の画像のスキマが確認できたのでこの時点で修正しました。

ラクスルの結構感動するプレビューがコチラ。
どどんっ!!

これめっちゃ見やすくないですかっ?!

プレビューで最終確認が済んだので、決定ボタンをクリック!!
入稿完了です!!

ラクスルで最終チェック

なんと最後にラクスル側で最終チェックを行ってくれます。

オンラインの印刷サービスすげぇ…

最終チェックOKの連絡メールがお客様に入り、あとは納品を待つだけです。

納品物をご覧ください

どういう形で納品されるか知りたかったので、お客様に梱包の写真をお願いしておりました。

ラクスルの納品物・梱包状態はコチラ。
どどんっ!

お店の住所なので隠さなくていいんですが一応…

そして冒頭のレビュー最高5つ星をいただいた完成品がコチラっ!
どどどんっ!!

また勝手に星つけちゃったてへ

【はじめての印刷物】三つ折りパンフレットデザイン〜入稿まで
はここまで!!

いやあ…お疲れさまでした。
書き出してみると長いのですが、デザインから入稿まで想定よりスムーズにいけた印象です。

デザインに使用したツールはCanvaとFigmaだけです。

Webデザイン経験者なら「簡単なチラシ作ってもらえますか?」という感じのご相談には全然対応できると思われます!

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では次回のはじめてシリーズでお会いしましょう〜〜〜♪
(計画してるはじめてシリーズがあるよ〜〜)

他のはじめてシリーズ

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